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NEOマルシェ×JINTA

アートでつながる、NEOマルシェの世界

NEOマルシェのコンセプトアートを手がけたイラストレーター JINTA。
その独自の世界観が、NEOマルシェの持つテーマや創造性と融合し、新たなアートとして生まれました。本ページでは、JINTAの作品がNEOマルシェをどのように表現しているのか、その魅力に迫ります。


NEOマルシェ×JINTA

NEOマルシェは、京都・平安神宮を中心に開催される、新しいスタイルのマーケットイベント。「次世代へ繋ぐ、クリエイティブの祭典」をテーマに、ハンドメイドが持つ力と地域文化の活性化を目的としながら、新しい感性を持つクリエイティブな活動者たちが集う場です。

JINTAの描くイラストは、繊細で緻密な線、白黒のモノクロームで構成された世界、細いペンで描かれる独特のタッチ。それらが組み合わさり、マーケットの独自性や新たなる発見を静かに、そして深く伝えてくれます。


ポストカードの世界

NEOマルシェでは、JINTAによる特別デザインのポストカードを配布。イベントの雰囲気を一枚のカードに凝縮し、訪れた方々にその魅力を持ち帰っていただけるようにしました。

  • 原画の魅力:繊細なペンのタッチと緻密な描写が生み出す奥行き
  • モノクロの美学:白黒のコントラストが醸し出す静謐な世界観
  • ストーリー:カードの中に込められた、NEOマルシェの想い

ポストカードを手に取れば、NEOマルシェの景色や音が思い浮かぶような、そんなデザインになっています。


新作含むイラスト10点を公開!

今回の特設ページでは、イラストレーターJINTAが描き下ろしたポストカードイラストやラフデザイン、新作イラストなどを含め計10点を公開。
それぞれの作品が、オリジナルイラストでは語られることのなかった世界を垣間見ることが出来ます。

No.1

【平安NEOマルシェ DM】

(以下の文章は、JINTA個展「HALF OF LIFE」にて紹介された文章です)

京都市左京区にある有名な神社、
平安神宮の前の大通り一帯に手作り品が並ぶ、
去年から始まった新しい手作り市「平安NEOマルシェ」。

NEOだけあり、「次世代へ繋ぐ、クリエイティブの祭典」をモットーにしている。
主催の方とは、
元々同じ場所で長年開催されてきた
「平安楽市」でお互いに出店してきたことで親密な関係。
そこから僕へのイラスト依頼へと至った。

主催の方がご希望の盛り込む要素は、
「平安神宮」「マルシェイベント」「次世代の架空都市」
最後がなかなか難しい。既存のイベント「平安楽市」と差別化する重要なポイントだろうが、ローカル味の強い手作り市とどうマッチさせればよいのか。

とにかく考えてみよう。架空都市というなら、建物がなければ始まらない。
たくさんの建物の役割が相互作用し都市をうみだすのだから。
ならばマルシェの各ブースを建物で表現するというのは、、、

各クリエイターの商品、つまりクリエイターの想いを建物に表現する
というわけだが、ここで気づく。
参加国が威信をかけ、各々が世界に向けたアピールを
パビリオンに施す「万博」に通じると。
万博といえば次世代、近未来を魅せる祭典。

「次世代の架空都市」と「マルシェイベント」が掛け合わさった姿は
「ローカルな万博」だったのだ。

こうして①のラフ画・1を制作。それぞれのブースを、
扱う商品の意匠を盛り込んだ2F〜3F建ての建物で表現した。(※下記掲載)

デザインは万博のパビリオンのようにワクワク感を醸し出すことを意識。

平安神宮のシンボル「大鳥居」と「應天門」。
それらを結ぶ大通りにひしめくクリエイター達のパビリオン。

それが既存のマルシェと一線を画す
「NEOマルシェ」なのだ。


【ラフ画初期段階】

大鳥居から應天門までの道のりは本来まっすぐだが、縦長の紙の範囲になるべく多くの建物を描くため、また斜め45度に建物を傾け、
通りに面する「建物の顔」を目立たせるため、
あえてジグザグ状の道にしている。

【ラフ画本書き直前段階】

右上の應天門は①と同じため省略。
より「通りに面する建物の顔」を
目立たせる必要のある建物が何かを考え直し、配置を変えた。

ジャムの垂れる質感の表現にあたり、
初めてだったので本描き直前に少し練習。

No.2

【スウィーツマルシェ】

【屋上部分/右部分】

「屋上はパンを焼く窯も完備されたパン工場。」

「蜂の巣を模した壁から、蜂蜜が溢れ出る。
食パンの屋根を伝い、ベンチが囲む○ーさんっぽい壺に注がれる。」

【建物部分/左部分】

「食パンを模した外観だが、通りに面する側はベーカリーが似合う、フランスの町中にありそうなレトロなアパートがモチーフ。」

「ベーカリーの建物から左右に倒れる薄切りされた食パンがイートインスペースの屋根、そしてジャムと蜂蜜の受け皿となる。」

「建物はそのままジャムの瓶。底から垂れるオレンジジャムは、
食パンの屋根を伝って、イートインベンチの巨大瓶に注がれる。」

No.3

【Khaos Atelier】

【3階部分】

「3階は絵画や香道など平面作品が壁一面に並ぶ回廊。
真ん中は吹き抜けで、高い視点からライブペイントやモニターを鑑賞できる。」

「2~3階部分は4面に映し出す巨大モニター。
常時アトリエに所属する作家が作品を仕上げる様子が上映されている。

【2階部分】

「2階はライブペイント会場。
作品の周りに座席と立ち見エリア、音響機器やライトも完備。完成したライブペイント作品は吹き抜け部分の袋に展示される。」

「2階に向かう螺旋階段の脇にはボストカードやアクセサリ売場」

【1階部分】

「漫画や芸道、絵画、実物大の銅像フィギュアなど、天井から吊り下げられている。」

「中央の巨大な柱の1階はサービスカウンター」

「1階の裏側は作家の詰め所。展示する作品やライブペイントの画材の管理が行われる。」

「平安 NEOマルシェの名物、平安神宮と銅像パフォーマンスのグッズ売り場」

No.4

【平安NEOマルシェ】
-ハイテク×ローカル農業ブース-

【2階部分】

「ビニールハウス上部に
空調設備、ライト」

「農場の畑・水田の底のパイプと
水分タンクで、土壌の水分量を管理。」

「八百屋ブースと同じ植物が巻き付く木の柱のみで、壁はない。」

「2階は植物園。中央に噴水があり、1階へと2つの滝を通して水が流れる」

【1階部分】


「1階と2階は、階段状の滝に沿った曲線状のスロープで結ばれる。」

「自然味あふれる茅葺き屋根のレジカウンター。左側には米の量り売りカウンター。」

「1階裏側は搬入口、ここからバックヤードに入れる。」

No.5

【陶磁器ショップ】

【3階部分】

「3階は皿や食器、花瓶が中心。
窯と回転作業台もあり、定期的にワークショップが行われる。」

【2階部分】

「建物は 3階建て。
2階は主に壺を展示販売」

【1階部分】

「巨大な壺と
それを焼く窯を模した外装。」

No.6

【自家製珈琲ブース】

No.7

【革製品ショップ】


ポストカードの入手方法

NEOマルシェ×JINTA 特別デザインポストカードは、NEOマルシェ会場内で無料配布!

配布場所:イベント本部および特定のコンテンツブースにて配布

配布日:NEOマルシェ開催期間中


 #NEOマルシェ でつながろう!

あなたのお気に入りのポストカードを撮影し、SNSに投稿しませんか?

ハッシュタグ: #NEOマルシェ #JINTA

投稿された写真の一部を、NEOマルシェ公式SNSや次回イベントのビジュアルアートとして紹介、活用させていただくことも!

NEOマルシェ × JINTAのコラボアートを、ぜひご体験ください!


イラストレーター JINTA

(以下の文章は、JINTA個展「HALF OF LIFE」にて紹介された文章です)

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 どうも、JINTAこと 

田尾仁太(たおじんた)です。 

全体的なコンセプトは・・・・ 

自分が勝手に考案した「都市計画」を基に、
実在しない架空の町を 

0.03mmのペンで「上空から見下ろす視点」
で表現する。 

この絵を見るあなたは、
「僕の頭の中を羽ばたく鳥」だ。 

経歴 

■1999年11月22日 兵庫県明石市に生まれる。 

■幼稚園~小学校時代 

・5歳ごろ~ 架空の町や、好きだった鉄道の絵を主にチラシの裏に描き始める。 

今のような俯瞰した視点ではなく、一般的な風景画のような構図で描いていった。

・小学生~ 自由帳にひたすら描き続け、小学5年ごろに120冊を超える。 

そのころから架空の町の地図、鉄道路線図(上図・A4サイズ)も描くようになり、 

のちの都市計画への興味の基礎が築かれる。 

・小学4年「日英こども鉄道絵画展」で佳作に入選。これが人生初の公募展への入賞経験。 

・小学5年 母の紹介を介し、個人経営のカフェにて初の個展を開催。 

■中学~高校時代 

中高6年間は美術部に所属。そこで絵を描き続ける中で、 

従来からの架空の町を「上空から見た視点」で表現する描き方に初挑戦。

上:駅の風景画(A4サイズ) 

右:初めて描いた上空からの風景
(A4サイズ) 

その手法でコンクールに応募し、 

・中学2年 「アートグランプリinSAKAI(全国中学校美術部作品展)」にて 

「毎日新聞社賞」受賞 

・中学3年 同作品展で「堺パイオニア賞」受賞 

・高校1年 

「全国高校生現代アートビエンナーレ- 

絵画・イラスト-」にて「佳作賞」受賞。 

高3で描いた「上空からの風景」。
(はがきサイズ) 

中学の時よりさらに細かさと、 

建物のバリエーション、都市計画などを追求した。 

■大学時代~現在 

大学進学後、より多くの方に絵を知っていただきたいという思いから、 

大学1年冬の「大阪アート&てづくりバザール」の出店を皮切りに、 

京阪神エリア全体でアートイベントに週1~2ペースで出店するように。 

イベント出店を通してブローチ・ピアス・一筆箋などへの多彩なグッズ展開を開始し、 

作品制作のオーダーを受注する機会も増える。 

↑京阪神の名所をペンで描いた一筆箋 

↑オーダーで作ったブローチ。 
ご自分の家の家紋を絵にした。 

↑京都の名所をブローチに。 

↑電子基板、歯車、連続模様など 
細かさを活かせるイラストをタイピンに直描き。 

↑オーダーで描いた、ご自身のペットと 
想像の街を掛け合わせたイラスト。
(A4サイズ) 

このように従来の「自分の架空の町を平面上に描く」枠を超え、新たなジャンルを模索する方向で現在もイベント出店を核として活動中。 

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